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谷川浩司
天才の登場 その後に羽生九段が放った余りに眩い光に隠れてしまいましたが、谷川浩司九段の登場は当時の将棋界に大きな衝撃を与えました。まさしく天才の登場でした。史上2人目の中学生棋士としてプロデビュー。わずか21歳で彼自身の初タイトルを、史上最年少名人位として獲得したのです。名人位は最速でも獲得する5年前から順位戦に参加しなければならず、21歳で名人位に就くには15歳までに三段リーグを抜ける必要があります。これがどれ程凄いことかは将棋をご存じの方ならご理解頂けるでしょう。 羽生という新しい波 順調にタイトルを獲得し、1992年には史上4人目の4冠も達成した谷川九段ですが、その内3つのタイトルを8歳年下の羽生九段に奪われてしまいます。そして羽生九段は七冠棋士となり、羽生時代を築きました。

広瀬章人
史上初の大学生タイトル保持者 将棋のプロと言う厳しい世界に所属しながら、早稲田大学を卒業した秀才、広瀬章人竜王は、まさしく秀才というイメージそのままの棋士です。しかしそれ故に若干のひ弱さを感じる部分がありました。それは2010年史上初めて大学生で初タイトルを獲得して以降、8年間もタイトルを獲得できなかったところから来ている部分もあり、またその優しい物腰から来ている部分もあります。しかしその内にはやはり勝負師の魂が眠っていたのです。 悲願の竜王獲得 無冠の8年間、広瀬竜王の前に大きく立ち塞がったのは羽生九段でした。王位を奪われたのも羽生九段。そして2015年再びやってきた王位戦でも羽生九段に敗北を喫します。しかし2018年ついに羽生竜王からタイトルを奪い、積年の無念を晴らすことになったのです

羽生善治
史上最強の棋士 「史上最強の棋士」論争で恐らく真っ先に挙がるであろう名前が羽生善治九段です。現在こそタイトルを失っていますが、今年6月には公式戦通算最多の1434勝を記録。故大山康晴十五世名人が69歳で達成した記録を弱冠48歳で塗り替えたのです。このままいけば空前絶後の生涯2000勝も夢ではありません。 平成に将棋ブームを巻き起こす 史上3人目の中学生棋士としてデビューした羽生九段は、平成元年19歳で初タイトルを獲得。8年には史上初の全7冠独占という圧倒時な強さを見せ、平成の時代に将棋ブームを巻き起こしました。30年には27年ぶりに無冠となりましたが、同年国民栄誉賞も受賞し今後の巻き返しが期待されています。故大山十五世名人のように、50、60代になってもきっと多くの勝ち星を積み上げていくことでしょう。