羽生善治

史上最強の棋士

「史上最強の棋士」論争で恐らく真っ先に挙がるであろう名前が羽生善治九段です。現在こそタイトルを失っていますが、今年6月には公式戦通算最多の1434勝を記録。故大山康晴十五世名人が69歳で達成した記録を弱冠48歳で塗り替えたのです。このままいけば空前絶後の生涯2000勝も夢ではありません。

平成に将棋ブームを巻き起こす

史上3人目の中学生棋士としてデビューした羽生九段は、平成元年19歳で初タイトルを獲得。8年には史上初の全7冠独占という圧倒時な強さを見せ、平成の時代に将棋ブームを巻き起こしました。30年には27年ぶりに無冠となりましたが、同年国民栄誉賞も受賞し今後の巻き返しが期待されています。故大山十五世名人のように、50、60代になってもきっと多くの勝ち星を積み上げていくことでしょう。